ラッピング、習い方のコツ

2020年07月23日 23:51

連休1日め、皆さんいかがお過ごしですか?


今日は稲毛海岸カルチャーセンターでの
レッスン日。久々に全員が顔を合わせ、
本当に嬉しい1日になりました♡♡♡

とにかく今は安全で無事が一番!

検査数の増加により、感染者数もすごい
ことになっていますが、
これからも安全第一で過ごしましょう♡




今日は久しぶりにラッピングの話題を…。
包み方の基本に「合わせ包み」と「斜め包み」が
あることは皆さん良く知っていると思います。

初めて習う方、またはレッスンして日の浅い方は
合わせ包みと斜め包みを一緒に習うとどちらも
覚えられない!という事実があるのをご存知
ですか?


合わせ包み、斜め包み、それにスクエア包み等は
ラッピングの基本だけに、カリキュラムを
作る時、結構一緒に組んでしまいがちです。

また習う方も、あまり時間がないから一度で
いろいろ覚えたい!
とか、せっかくだからあれこれみんな
やってみたい!と、意欲満々な方も
いらっしゃいますよね。


しかし、私の長年の経験からすると、初めて習う
方の場合、時間が経つと全て忘れてしまう…
それが現実のような気がします。

合わせ包みなら合わせ包みの「基本」と「応用」と
いうふうに、同じような包み方でレッスンした
方が分かりやすいと思います。



その理由は…
包みの構造や基本的な考え方が全く違うから
です。
合わせ包みは早く言えばパッケージ。
きちんとサイズを計り、手順通りに手を
動かせば必ず出来るし、同じものが出来る
仕組みになっています。

一方斜め包みは作法です。
実は600年以上も日本ですでに行われていた
折形(おりかた)にそのルーツが見られます。
一枚の紙をどのように操り、品物を包み
込むかは自分自身の手技次第になります。

今は箱を包むことが多いけど、昔は当然
箱もなく、いかに形良くしっかり包み、
また開ける際も開けやすくしかも美しいか、
贈る相手の方を思いつつ、何度も練習し
本番ではきっちり包んだそうです。


それ故に慶弔あり、礼儀作法あり、紙の
ランクありで、包みそのものが日本の文化
そのもの…と言っても過言ではありません。


先の合わせ包みは、シンプルな包みだけに
アレンジがたくさん出来ます。
紙にはランクがあまりなく、色柄も楽しみ
ながら、アートのようなラッピングも
楽しめます。
どちらかといえば、熨斗紙よりリボンが
似合う包みですよね。

しかし、斜め包みは包みだけでOKの場合も
あるし、熨斗紙ギフトならやっぱり斜め包み、
というくらい格調高い包みにも最適です。


どちらも基本の包み方ですが、ただ包む技法
だけでなく、どんな特徴があるのか?
そんなことも考えながら、レッスンしてみては
いかがでしょうか?

そして冒頭で話したように、ひとつの包みの
基本をしっかり覚えてから、アレンジへ。
また次の包み方にチャレンジしてみてください。

欲張って一度にあれこれやっても
時間が経つと、全部忘れてしまいます(*_*)



慌てず、焦らず、じっくりひとつずつ
たくさん失敗しながら少しずつ…マイペースで!

上手になるコツはこんなに普通のこと!です☆





※尾崎先生(大阪、常任講師)が本日掲載された
素晴らしい折形です。実際の贈り物、御依頼品
だそうです。良かったらfacebook、または
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